こんにちは。今回は入社試験や昇進試験などで使用されるケースが多い『インバスケット』試験についての概要と攻略ポイントを解説したいと思います。
インバスケット試験とは?
インバスケット試験とは、ビジネスシーンにおける意思決定能力や優先順位付けの能力を測るための試験です。受験者は、制限時間内に大量の書類やメールを処理し、適切な判断を下すことが求められます。
【試験の目的】
・受験者の意思決定力、判断力、優先順位付け能力、問題解決能力、情報分析力などを評価する
・管理職やリーダー候補者の適性を評価するために用いられることが多い
【試験内容】
・未処理の書類、メール、電話メモなどが与えられる
・それらを制限時間内に処理し、対応方針を決定する
・対応方針だけでなく、判断の根拠や優先順位付けの理由も説明する必要がある
【特徴】
・実際のビジネスシーンを想定した実践的な試験である
・短時間で大量の情報を処理する能力が求められる
・正解・不正解ではなく、判断のプロセスや考え方が評価される
インバスケットで評価される能力
インバスケット試験では、以下のような能力が評価されます。
■意思決定力
・限られた時間の中で、迅速かつ適切な意思決定ができるか
・リスクとリターンを考慮し、最適な選択肢を選べるか
■優先順位付け能力
・緊急度や重要度をを判断し、効率的に業務を遂行できるか
・複数のタスクを同時に処理し、適切な順序で対応できるか
■問題解決能力
・問題の本質を理解し、解決策を立案できるか
・様々な情報を分析し、問題の原因を特定できるか
■情報分析力
・大量の情報を整理し、必要な情報を抽出できるか
・情報の信ぴょう性や妥当性を評価できるか
■組織力
・部下への指示出しや、的確な判断ができるか
・組織全体を見て、業務の改善ができるか
インバスケット試験の攻略ポイント
インバスケット試験を攻略するためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
■時間配分
一概には言えませんが、インバスケット試験は、すべての案件を処理することが難しい時間設定になっています。なので、各案件にどれくらいの時間をかけるかを事前に計画することが重要となります。
■優先順位付け
上記にある通り、限られた時間の中で案件を処理するため、どの案件から着手するのかがキーポイントとなります。例えば、クレーム処理・会社の経営状態に大きく関わる内容・早急な処置が必要な内容など、重要度や緊急度の高い案件から処理していきましょう。
※雑でいいので下記の図のようなものを書き、案件を割り振りながら処理する順番を決めましょう。

■情報整理
与えられた情報を整理し、必要な情報を抽出しましょう。会社の方針や、伝える相手の特徴などを考慮に入れると伝え方などが見えてきます。
■判断の根拠
なぜその判断を下したのか、根拠を明確にしましょう。時に自分の思いを伝えることも必要かもしれませんが、基本的には客観的な事実やデータに基づいた判断を心がけましょう。
■回答内容
結論だけでなく、結論に至るまでのプロセスも記述しましょう。あなたが答えた内容は、人事や委託された外部の会社の人間が採点します。実は深い判断で決断した内容だとしても、結論だけ回答してしまうと、客観的に見たときに”想い”や”深い考え”が伝わらないことがあるので、意識しましょう。
■なりきる
しっかりと内容を読み、整理し、伝えるという中で、主人公になりることが重要です。そうすることで伝え方や細かな気遣い、判断の基準などが見えてくるはずです。
インバスケット試験対策の具体的なステップ
インバスケット試験対策は、以下のステップで進めるのがおすすめです。
1.過去問分析
過去問を分析し、出題傾向や時間配分を把握することで落ち着いて臨めます。
自分の弱点を把握し、重点的に対策しましょう。
2.模擬試験
実際の試験と同じ形式で模擬試験をしましょう。時間配分や判断スピードを意識しながら進めましょう。
3.フィードバック
模擬試験の結果を分析し、改善点を洗いだしましょう。第三者からのフィードバックを参照しながら客観的に自己評価を行いましょう。
4.ケーススタディ
さまざまなビジネスケースを研究し、意思決定の練習をしたり、新聞やニュース記事も参考に、情報収集力を高めましょう。何より、日ごろから優先順位を意識して仕事に取り組んだり、目的意識をもって仕事に取り組むことがトレーニングになります。
まとめ
インバスケット試験は、ビジネスパーソンとしての総合的な能力を評価する試験です。適切な対策を行うことで、合格に対し有利になるよう準備を進めることができます。
試験の目的や評価される能力を理解する。
時間配分や優先順位付けなどの攻略ポイントを押さえる。
過去問分析や模擬試験などの対策をしっかりと行う。
これらのポイントを踏まえ、インバスケット試験に臨みましょう。
良い結果につながることをお祈りしております(^人^)