概算力を鍛えよう!フェルミ推定の抑えるべきポイントと考え方をご紹介

ライフハック

こんにちはRAMです。今回は概算力について紹介していきます。

こんな方にお勧めの記事となっております

会社員Aさん
会社員Aさん

仕事で素早くスマートに数字を算出したい

会社員Bさん
会社員Bさん

私のやっている仕事はどのぐらい効果がでるのかな?

だいたいでいいから知りたいな

買い物で悩む人
買い物で悩む人

この家電を買った方らコストメリットがあるのだろうか?

ここでいう”概算力”とは、仕事やプライベートにおいて、やろうとしていることや、買った物の効果および影響を、短時間で予測する能力のことです。

自身の持っている知識と最小限の計算で、調べてもわからないことなどを素早く計算できたら便利ですよね。実はちょっとしたコツを掴んでしまえば、やっていないことの効果を弾き出すことは難しいことではありません!

これからいくつかのステップに分けて、その方法をご紹介していきます。

フェルミ推定とは

まず初めに覚えたいのが、『フェルミ推定』です。

フェルミ推定とは、正確に計算できない数値や、実際に調査することができないような数値を、わかっている範囲の手がかりをもとに論理的に概算算出することです。

名前の由来は、1938年にノーベル物理学賞を受賞したエンリコ・フェルミさんがこの手の概算が得意だったことからそう呼ばれるようになりました。そのエピソードとして、原子爆弾爆発の際、ティッシュペーパーを上から落としてその動きから爆風を計算して、爆発のエネルギーを短時間で算出したという話があります。

さすがにそこまでは難しいかもしれませんが、みなさんが日常の生活や仕事において必要な数値は、このフェルミ推定により計算できます。最初は難しいように思えますが、コツと練習により誰でもできるようになります。

 

基となる数字を覚えよう

まずはよく使う数字がありますので、いっそのこと丸暗記しちゃいましょう! それほど多くはないですし、もうすでに知っている内容ばかりかもしれません。

これらの数字を覚えておくとあらゆる場面で役に立ちます。汎用性が非常に高いので可能な限り覚えましょう。これから事例を含めて活用方法を紹介していきます。

 

例題と計算方法(基本編)

それではいくつかの例題とともに、考え方の基礎を学んでいきましょう。

例題① 日本の男性の人数は?

考え方:男女の割合は約50%であり日本の人口は約1億2,000万人

解答例:1億2000万人×0.5=6,000万人

もう少し細かく計算するなら、平均寿命が6歳ほど女性の方が長いので、1~2%考慮して×0.48ぐらいでもいいかもしれません。

 

例題② 日本の20代と30代の人数は?

考え方:1年に生まれる人口は約100万人である

解答例:20(20~39)×100万=2,000万人

統計局の2023年度データによると、20代が654.4万人、30台が1,392.5万人ということなので、おおよそ合っているようです。しかし、人口は少子高齢化などで年代別の人数に偏りがみられるので注意が必要となります。算出したい年齢によってかける倍率を変化させてもいいかもしれません。

 

例題と計算方法(応用編)

ここからは応用編となります。こちらは算出する人によって大きく数字がブレる可能性がありますが、それでいいのです!なぜなら概算なので。ただし、第三者が聞いたときに論理性がありある程度の納得できる数字になることを意識しましょう。

例題③ 日本の大企業に勤める人の割合は?

考え方:大企業の平均社員数を2,000人×1万社と仮定。中小企業に勤める平均社員数を100人×33万社と仮定します。

大企業:2,000人×1万社=2,000万人  中小企業:100人×33万社=3,300万人
2,000万÷5,300万=0.377…= 約38%

あとで軽く調べてみましたが、約30%とのことでした。大きくは外れていませんが、基となる数字の精度により結果は大きく変わりますので、マーケティングなどで使う場合は注意が必要です。

 

例題④ 日本の田畑の面積は?

考え方:私はこの知識がないので自分の住んでいる地域などから無理やり算出してみましょう。私の住んでいる県は、20%ぐらいが田畑です。県の面積は6,000k㎡ほどなので、1,200k㎡が田畑と仮定できます。全国の面積は40万k㎡なので、同じ割合で田畑が存在するとなると、80,000k㎡です。しかし私の住んでいる地域は比較的田舎ですので、全国平均より田畑が多いと考えられます。よって係数として0.7をかけてみます。80,000×0.7=56,000k㎡

自分の住んでいる地域の割合から算出した事例です。あくまでひとつの考え方の例として参照ください。

 

例題⑤ 全国のパチンコ店の数は?

考え方:私の住んでいる地域は人口約20万人で、パチンコ店が10店舗ほど存在します。人口ひとりあたりに換算すると、2万人に1店舗という式ができます。日本の人口は約1億2,000万人なので、120,000,000÷20,000=6,000店舗

小さな規模から比率で算出する事例でした。あとで調べてみましたが、全国のパチンコ店は6839店舗ほどだそうです。概算としては良い数字が出たのではないでしょうか。

 

練習問題(答えは下に用意しています)

では、練習問題を出しますので、自分なりの方法で考えてみましょう。先に問題を並べておきます。後で回答を確認できるようにしておきますので、練習にどうぞ。

 

練習問題① 全国のラーメン屋の数は?

答えは下に用意しておきます。

 

練習問題② 全国に流通している車の数は?

答えは下に用意しておきます。

 

練習問題③ 全国の道路の距離は?

答えは下に用意しておきます。

 

 

練習問題の答え

では、練習問題の答えです。

インターネット検索などにより拾った数字となりますので、最新のものではない可能性がありますことをご了承ください。

 

練習問題① 全国のラーメン屋の数は?の答え

約24,257軒でした。

 

練習問題② 全国に流通している車の数は?の答え

約82,568,673台でした。

練習問題③ 全国の道路の距離は?の答え

約1,283,725キロメートルでした。
(この数字には、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村同が含まれています)

まとめ

今回は”概算力を鍛える”というテーマで、フェルミ推定の練習問題をご紹介しました。今回紹介した問題はインターネット検索などにより出てくるものばかりでしたが、今回学んだ方法を使えば調べても出てこないような数値を概算できるようになります。この考え方の癖をつけておけば、仕事やプライベートでも役に立つときが来ると思いますので、是非とも身につけておきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。今後も生活の役に立つライフハックやビジネススキルを中心に紹介していきますので、ご覧いただけると幸いです。

RAMでした。

 

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